ハンドドライ大全~くっきりウェット&艶感パーマ仕上げ編~
- mehrrysapporo
- 2023年8月26日
- 読了時間: 4分


以前はハンドドライの方法をご紹介しましたが、今回は、メーリー流のパーマの乾かし方、上手く再現する方法を、順を追ってご紹介していきます。
これもまず、美容師がしっかりカウンセリングして見極め、お客様一人一人の再現し易いパーマスタイルを造る事が大前提と致します。(カット同様毎回お客様と相談しながら最善になる様微調整します。)
まずはパーマは、必ずスタイリングが必要になります。なぜなら、パーマのウェーブは、手で引っ張りながら乾かすと真っすぐになってしまいますし、バーッと適当に乾かすと、パサついたボリューミーな髪になってしまうんです。
特に近年使用されている薬剤は優しいので、その傾向が強いです。数十年前の薬剤は割と適当でも大丈夫だったかもしれませんが、パーマの形が多様化しているので、よりスタイリングが重要になってきます。
次に、スタイリングが必要という事は、スタイリング剤が必要になります。パーマをかけると、どんなに優しい薬での施術でも少しパサついて見えてしまうので(カラーをしている方は特に)それを抑えて見せる物、ある程度ウェーブをキープしてくれる効果のある物が必要になります。
そして、スタイリングに慣れていない方は、慣れるまで少し練習が必要になります。
ストレートアイロンやコテ、ブローブラシを使い慣れるまでの工程に似ていますね!
スタイリングに慣れていないと、正解が分からない事が多いのですが、基本的に、仕上がりがパサつきが少なく、頭が小さく小顔に見え、かっこいい・かわいい・お洒落な印象があれば、スタイリングは概ね成功していると言って良いと思います。
それではやっと本題です。今回はまず、一番パーマがくっきり出る方法をご紹介します!
仕上がりは、ウェット感と毛束感がある、一番ボリューム感が抑えられたくっきりウェーブになります。スパイラルでも平巻きでも、比較的パーマをしっかり目にかけた時に使える方法です。
①髪の毛をしっかり濡らす
シャワー・水スプレーなど。パーマを根元からかけていて、根元からウェーブが欲しい場合は、しっかりシャワーで根元から濡らす方が綺麗にウェーブを再現できます。水スプレーで濡らす場合は、毛先から水を手でもみ込む様にくしゅっとさせると、ウェーブが復活してきます。また、肩にタオルをかけておくと楽ですね。
②しっかりタオルドライ…シャワーで濡らした場合
地肌からしっかりめにタオルドライします。水が滴らなくなる位が目安です
③流さないトリートメントを付ける
私達はIDケアというミルクタイプの軽いトリートメントを使用する事が多いです。毛先からもみ込んで、ウェーブを復活させるように満遍なく付けます。
少し圧から付けるジェルが割られて柔らかい仕上がりになりますが、パサつき防止になります。男性やベリーショートなど、毛先のパサつきが気にならない方や、ハードにキープしたい場合は、省いても問題無い工程です。
④ジェルを付ける
流さないトリートメントと同様に、毛先からもみ込む様に付けます。満遍なくついたら、形を整えます。
メーリーで主に使用しているジェルは、
・男性などホールド力強めにキープする場合…ロレッタのハードゼリー(赤)単品使用または、それにグリースを少し混ぜて質感を少し柔らかく仕上げる事もあります。
・ショート~ロングまで、ロレッタより少し柔らかめにホールドする場合は、ジョバンニのジェルを使用します。乾いた後に手でほぐしても、白い粉は出ません。
⑤自然乾燥または、ディフューザーを使用して乾燥
どちらの場合も、乾ききるまで整えた形が崩れない様気を付けます。また、ディフューザー使用の方が、多少ボリューム感が出ます。

ディフューザー…ドライヤーに付ける細かい穴の開いたノズルです。
風が穴から分散されて出てくるので、ウェーブが風で吹き飛ばされずに、自然乾燥に近い状態で乾かすことができます。
パーマの仕上げ方くっきりウェーブ編でした!少しでもスタイリングがやり易くなる事を願っております。
Mehrry メーリー 美容室 https://www.mehrry.com https://lit.link/mehrry
一人一人の魅力を最大限に引き出すヘアスタイルを提案し続ける、札幌市中央区のプライベートヘアサロンです。
日本(福岡・東京)で培った技術とニューヨークで得た経験やセンスを活かし、個性や雰囲気、髪質や骨格やスキントーン、ファッションをふまえ、スタイル提案をしていきます。
似合わせを考えた上での再現性の高いカットや、海外では定番のブリーチを使ったハイライト等のカラーデザインを得意としています。
50年後の未来を考え、可能な限りサスティナブルな美容室運営にも取り組んでいます。
オーガニックカラーを始め、髪や肌、地球に優しく、デザイン面への再現性も兼ねた薬剤・商材を使用しています。
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