ヘアカラーの質と、髪質
- mehrrysapporo
- 4月4日
- 読了時間: 3分

色と髪質、どちらをとるか?
ヘアカラーをする際の、ちょっとしたテーマですよね。
Mehrryでは、どちらかと言うと髪質重視の施術をしております。
オープン時から、自分達の皮膚も弱い事、「カラーはダメージするのでトリートメントをする」というルーティンではなく、「そもそもカラーでのダメージを最小限にする」方が良いと考えているからです。髪は爪と同じ死滅細胞、一度痛んだら自ら再生できませんもんね。
その為、ヴィラロドラやHカラー、Nドット等、髪に優しくケア成分配合のオーガニックカラーに、補修してくれるトリートメントをミックスして使用しています(毛先まで塗布時)。
なぜかというとやはり、
髪自体が綺麗に見える、ツヤツヤ
柔らかく、まとまり易い。髪の量を軽くしても、パサつきが出にくい
ドライヤーで乾かしやすい…乾燥していると、髪が余計に水分を吸ってしまい乾かしにくくなります。
刺激臭が少ない、又は無い
等、利点が多いからです。何より、髪質が綺麗に見えると嬉しいですし、気分が上がりますよね。
ただもちろん、私達も本当はどっちも欲しいんです。
「髪が綺麗」の、カラーしている方からしたら「髪質が綺麗に見える」事なのか、「色(発色)が綺麗」なのか、分かれる所ですよね。
その点、オーガニックカラーはいい意味で上品でナチュラルな発色で、こなれたおしゃれさがありつつ髪質も綺麗に見えるのですが、色味重視の通常のカラーは、パサつきは出ますがより明るさや発色が鮮明になる、という利点があります。
たまに他メーカーさんのカラーの仕上がりを見ていると、あ~しっかり発色していて可愛いな…と思う事もあるんです!笑
もちろんその欠点をカバーすべく、加減法で目標の色を再現している事が多いです。(白髪率が高い場合は別です。)
加減法は、明るい薬剤(地毛のメラニンを除去し明るくなるが、彩度は低くなる)と暗い薬剤、または補色(色味が濃い)をミックスする事です。これが結構いい線まで行ってくれます。
オーガニックカラーを使用した加減法でのカラーと、通常カラーでの仕上がりを比較しても、やはり髪質はオーガニックカラーの方が損なわれないと考えています。
また、自分達で出来る事は日々試行錯誤しますが、今後のオーガニックカラーの発展と普及も願っております。
…余談ですが、多分オーガニック度が高かったりアンモニアフリーだったり低刺激のカラー剤は、白髪や老化になると言われている活性酸素の発生率が少ないのでは…?と仮説を立てているので、もっと若い方に使えたら、今後の日本人の白髪率にも関わってくるのでは…とも仮説を立てています。
今後も、発色と髪の毛の綺麗さ、どちらも欲しい私達は、試行錯誤を続けつつ新製品に期待しております。
Mehrry メーリー 美容室 https://www.mehrry.com https://lit.link/mehrry
一人一人の魅力を最大限に引き出すヘアスタイルを提案し続ける、札幌市中央区のプライベートヘアサロンです。
日本で培った技術とニューヨークで得た経験やセンスを活かし、個性や雰囲気、髪質や骨格やスキントーン、ファッションをふまえ、スタイル提案をしていきます。
似合わせを考えた上での再現性の高いカットや、海外では定番のブリーチを使ったハイライト等のカラーデザインを得意としています。
50年後の未来を考え、可能な限りサスティナブルな美容室運営にも取り組んでいます。
オーガニックカラーを始め、髪や肌、地球に優しく、デザイン面への再現性も兼ねた薬剤・商材を使用しています。
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